香りが高い高級食材として知られる「トリュフ」。
フランス料理などで、香り付けに使われることが多く、世界三大珍味のひとつです。
最近ではトリュフ塩やトリュフオイルなど、アレンジ商品も増え、高級食材ではあるものの、少しずつ身近になってきましたよね。
でも「トリュフって、一体なんだろう」と疑問に思われている方、いらっしゃいませんか。
私もレストランでトリュフが出てくると、なんだか複雑な香りがしておいしいなあと思うことがありますが、一体なんなのかよくわかっておらず…。
せっかくなので調べてみました。
飲み会の席での話しのネタにでも、参考になさってください。
また、最近よく目にするトリュフが使われたアレンジ商品についても紹介します。
トリュフってなに?
それでは、まず「トリュフってなんなんだ?!」というところから調べてみます。
トリュフはキノコ
トリュフの正体…。それは「きのこ」なんです。
ちょっと難しくなりますが、トリュフの正式名称は「セイヨウショウロ(西洋松露)」。
お安く買える、しめじやえのきと同じ、菌界に属するきのこの仲間なんです。
この「セイヨウショウロ」は、他のきのこと外観が大きく異なっていて、傘や柄の部分がなくゴツゴツとした塊状なのが特徴。
多数の種類があるのですが大まかには、「黒トリュフ」と「白トリュフ」に分けられます。
黒トリュフは、ほぼヨーロッパのみで生産され、フランス・スペイン・イタリアでの生産量が多くなっています。一方白トリュフの生産は、主に中央イタリアで。
一般的に、白トリュフの方が香りが高いとされているそうですよ。
実は、日本でもトリュフをとることができます。
トリュフはどうして高級なのか?
1900年ごろまでは、トリュフは日常的に食べられる食材で、決して高級品ではなかったそう。
しかし、戦争などによってトリュフ園や栽培ノウハウが失われ、トリュフの生産量は激減。
くわえて、トリュフは木と共生して育つために人工栽培することが難しく、生産コストを下げることがなかなかできません。そのために、今日のような高級食材になったそう。
トリュフは豚で見つけ出すって本当?
トリュフは土の色に似ているため、目視でどこにあるかを人が探すのは困難です。
そこで、訓練されたブタやイヌを使ってトリュフを見つけ出しています
なんでブタが使われるかというと、トリュフに含まれる化合物が、オスのブタがだすフェロモンに似ているため。しかし近年では、鼻がよく利くイヌを使うことが多いそうです。
トリュフを手軽に楽しめるアレンジ商品を紹介
トリュフを楽しみたいと思っても、トリュフを買うということはなかなか勇気がいることですよね。
そこで最近人気のトリュフの香りが楽しめるアレンジ商品を紹介します。
トリュフパウダーとは?
トリュフの香りを手軽に楽しめるよう、乾燥トリュフを粉状にした商品。
バーベキューや焼肉などの際にも、お肉にちょっとかけるだけでとても美味しくなるのだそう。
トリュフオイルとは?
トリュフオイルとは、トリュフが入っているオリーブオイルのこと。
オイルに生のトリュフを漬け込んで匂いをオイルに移したものと、香料を使ったトリュフ風味のオイルがあります。
パスタやお肉料理の最後にさらっとかけるだけで、華やかな香りが広がります。
白トリュフと黒トリュフを使ったものがありますので、お好みのものをチョイスしてください。
トリュフ塩とは?
次は、こちらもよく目にするトリュフ塩。
乾燥させたトリュフを塩に混ぜ合わせたもので、イタリアやフランスで多く生産されています。
こちらも白トリュフと黒トリュフのものがあります。含まれるトリュフの量と産地によって、値段が変わります。
トリュフバターとは?
こちらはあまり聞きなれないかも? 「トリュフバター」。
バターにトリュフを加えた贅沢なアレンジ商品。パスタやお肉料理のみならず、オムレツやバケットなどとも相性が抜群です。